特別な祝古酒 トビンテージ TOVINTAGE

MUROMACHI SHUZO
SINCE 1688
PRODUCE IN OKAYAMA JAPAN
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十人十色の軌跡を映す
奥深き熟成酒の世界

蔵の中でしばしの眠りについた酒が、10年、20年の時を刻み、ゆっくりと熟成を重ねていく。その姿は淡い琥珀色から褐色へと移りゆき、カラメルやナッツを思わせる複雑な香りをまといながら、重厚で深い独特の味わいへと変化を遂げる...。

斗瓶というガラス製の特殊な容器の中で時間をかけて繰り広げられる、清酒の熟成。酒が醸された年の気候や原料米の品質によってあらわれる香りや味が時の経過とともに表情を変え、やがて艶やかな色沢と品格に満ちた香り、そして得も言われぬ奥深い味わいや余韻を生み出します。
これら斗瓶取りの酒は、業界最高峰の清酒品評会と称される「全国新酒鑑評会」に出品するために醸された貴重なものばかり。市場にお目見えする機会がほとんどない逸品との出合いは、まさに「一期一会」といっても過言ではありません。

そんな希少で物語性に富んだ酒は、人生のハレの日や大切な節目を迎える祝いの席に最適。1987年以降に醸された大吟醸酒にビンテージ(醸造年度)を刻み、「斗瓶囲い」という贅沢な貯蔵方法を彷彿とさせる720ml入りのミニ斗瓶に詰めた「TOVINTAGE(トビンテージ)」なら、特別な日にきっと華を添えることでしょう。
例えば、生まれた年に醸された貴重な一本を、人生の大切な節目にプレゼント。企業の周年記念には創業年の酒を口開けし、祝いの杯を。これまでの道程をグラス片手に語り合い、将来のさらなる発展を誓い合うのもいいものです。
人それぞれのドラマにそっと寄り添い、過去から現在、そして未来への軌跡がより輝かしいものになりますように―。「祝古酒 TOVINTAGE」には、そんな思いが込められています。

文章:市田真紀(日本酒ライター)
熟成酒

岡山県赤磐市で創業320年の歴史を持つ室町酒造が醸した最高峰の大吟醸酒を、蔵内の低温環境下でじっくりと熟成させた古酒。蔵人たちの手によって丹念に造り込まれた作品は、時を重ねるにつれ、豊かな香りと深い味わいを醸し出してゆきます。
そんな貴重な酒を熟成させる際に使われるガラス製の“斗瓶”と、醸造年度をあらわす“VINTAGE”をブランド名に込め、「TOVINTAGE(トビンテージ)」と命名しました。またとない喜びの瞬間を分かち合う祝酒として、さまざまな場面で愛飲いただけたら幸いです。

麹作り 斗瓶取り 貯蔵庫に眠っていた斗瓶

室町酒造の蔵の一角にある貯蔵庫。そこには幾個にも及ぶガラス製の斗瓶が並び、厳冬期に最高の原料と最高の技術で醸した大吟醸酒の雫酒が静かに眠っています。雫酒とは、醪の入った酒袋を吊るし、自然に滴り落ちる雫だけを集めたもの。その貴重な逸品が、約20年の時をかけてゆっくりと熟成を重ね、まろやかな口当たりと円熟味を帯びた格調高い古酒へと昇華しました。酒造年度によって異なる色艶や香り、味わいが楽しめるのも、大きな魅力のひとつです。熟成酒が織りなす独特の奥深い世界を、心ゆくまでお楽しみください。

平松一郎

私は2014年に3代目代表取締役に就任し、まず目指したのは従来の酒販店ではない、オンリーワン酒販店だった。それは、「日本の酒を世界に、世界の酒を岡山へ銘酒を発掘し続ける」企業。店名を「銘酒を創り出す」理念のもと「岡山地酒創庫イチローズ」と名付けた。
隠れた逸品を探し求め岡山県内の酒蔵を一軒一軒巡っていくなか、2015年初春、室町酒造株式会社で衝撃的な光景を目撃した。蔵内にある大型冷蔵庫の中に数えられない程の斗瓶(とびん)が眠っていたのだった。しかもこれは鑑評会やコンクールに出すためだけに造られた特別な大吟醸。

貯蔵庫に眠っていた斗瓶 室町酒造

ストックは昭和62年(1987年)からのなんと約30年分。説明をする花房満社長からは、このお酒に対する熱い思いと溢れんばかりの愛情が込められており、まるで自分の子供達について話しているようだった。そして、「このお酒をそろそろ世に出していきたいのだが、良いアイディアはないですかね?」と思いがけない質問を受けた。これは私にとってまさに「銘酒を創り出す」挑戦し甲斐のある大きなチャレンジだった。
その後このお酒が引き寄せてくれたかのようにブランディングデザインのプロフェッショナル、佐藤豪人氏と出会い、この大きな課題をシェアして一緒にやっていくことになった。そして室町酒造・HIDETO SATO DESIGN・岡山地酒創庫イチローズ3社のコラボレーションが始まった。
そして実際商品化を目指して試行錯誤するうちにさらに多くのプロフェッショナルが賛同者として加わり、デザイン・ライティング・WEB・販路開拓支援がまるで一つの輪になり、ついに全く新しいブランド、岡山地酒創庫イチローズPB(プライベートブランド)「大吟醸祝古酒 TOVINTAGE(トビンテージ)」が完成した。

清酒 櫻室町 大吟醸 祝古酒 トビンテージ
内容量 720ml
原材料 米(国産)、米こうじ(国産 米)、醸造アルコール
原料米 雄町米100%
精米歩合 40%
アルコール度 17.0度以上18.0度未満
  • 一部、醸造年度によって原料米や精米歩合が異なります。
  • 未成年の飲酒は法律で禁止されております。

製造: 室町酒造株式会社
岡山県赤磐市西中1342-1
販売: 岡山地酒創庫イチローズ
岡山県倉敷市宮前369-1
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PROJECT MEMBER

平松 一郎HIRAMATSU Ichiro
有限会社米酒センター平松を継承後、岡山地酒創庫イチローズを開店する。県内の酒蔵とのコンタクトを密にしながら、岡山のお酒を国内外に広めるために日々奔走している。国際唎酒師、日本ソムリエ協会 ワインアドバイザー。
花房 満HANAFUSA Mitsuru
28歳で家業を継承し、36歳で室町酒造11代目蔵主に就任。地産地消にこだわり、地元赤磐で収穫された幻の酒米「雄町米」と日本名水百選「雄町の冷泉」を仕込水に用いた酒造りに特化。国内外のコンテストで高い評価を得ている。
佐藤 豪人SATO Hideto
アートディレクター/デザイナー。ブランディングを主軸として多岐にわたるデザイン領域で活動。日本パッケージデザイン大賞2015 入選、日本タイポグラフィ年鑑2015 入選。(公社)日本グラフィックデザイナー協会正会員。
市田 真紀ICHIDA Maki
フリーライター、唎酒師、日本酒学講師。取材執筆やイベント、セミナーなどを通して、日本酒の魅力を広く発信。夏は田んぼ、冬は酒蔵を積極的に巡り、地酒を取り巻く風土の素晴らしさを伝える活動をライフワークにしている。
三宅 真人MIYAKE Masato
WEBデザイナー/プログラマー。送り手の想いがきちんと伝わることを第一に考え、サイト設計を中心に活動。デザインとプログラミングを組み合わせることで、プラスアルファの成果を生む表現や仕組みについて日々トライ中。
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