酒蔵さんとのOEMトーク(対談 vol.02)

梅美人酒造社長 上田さまへお話を伺いました

地酒創庫イチローズさん : 地酒創庫イチローズです。今回は、OEM(オリジナル商品開発)について梅美人酒造社長の上田さんにもお話しを伺いたいと思います。
梅美人酒造社長 上田さん : はい、よろしくお願いします。
地酒創庫イチローズさん : 梅美人さんは愛媛県八幡浜市で創業105年を迎える酒造さんです。日本酒・焼酎・リキュール・クラフトジンなどさまざまなお酒を造っておられます。
梅美人酒造社長 上田さん : 国際唎酒師として活動する平松さんを通じて、自社商品を作りたいという悩みをもっている方がたくさんいることを知りました。弊社では愛媛県産の蜜柑や伊予柑をはじめ、ゆずやぶどうなどフルーツを使ったお酒をたくさん手がけてきましたので、皆様の力になれれば嬉しいです。

OEMに関してどんな依頼が出来るのかわからない方も多いと思います。いろんなご依頼・ご要望を受けてこられたかと思いますが、事例などご紹介できるものがあれば教えてください。

梅美人酒造社長 上田さん : たとえば近年では、ホテルからのご依頼で「オリジナル商品を作って自身の売店で売りたい」とのご依頼をいただきました。そのケースは大量製造には適していなかったので、弊社のお酒をベースにラベルのみを変えた形での製造をご提案させていただきました。

ラベルのみを変えるなど製造内容によっては、少量製造も可能なんですね。

梅美人酒造社長 上田さん : 商品の中には果物を使ったお酒もありますが、数ヶ月たつと色が黄色くなるものもあります。これは火入れにこだわって製造されている証ですが、生ものですので100~500本の数量であれば、先ほどご紹介したスタイルで、必要な分だけ注文していただく形が商品を取り扱う上でも安心かと思います。
※依頼内容によります

自然素材へのこだわりを大切にしてきた御社のお酒をベースに商品が作れるのは、はじめてお酒づくりに挑戦する方にとって心強いですね。

梅美人酒造社長 上田さん : そう思っていただけると嬉しいです。弊社では手作りにこだわる昔ながらの製造ノウハウを生かし、香料や添加物を使わず、天然素材100%のカラダとココロにやさしい商品開発を行ってきました。一部の食材を変えて製造することも可能ではありますが、近年では食材の高騰や天候不順などで材料の手配自体が難しいこともありますので、通常は弊社の材料・製造レシピをベースにして作らせていただいております。
地酒創庫イチローズさん : OEMは案件ごとに希望も内容も異なるので、まずはご相談いただければと思います。たまに聞いたこともない食材があらわれてびっくりしてしまうこともありますが…
全員 : あははは(笑)
地酒創庫イチローズさん弊社もお話しを伺った後に「この蔵元なら紹介できるかな?」「この商品がベースに良いのでは?」と考えるきっかけにもなりますので。まずはどんなお酒を、どれくらいの数量製造したいのか。製造可能かどうかの判断基準にもなりますので、お互いのイメージの共有を大切にさせていただきたいと思います。

本日、現場の声を聞くことが出来、私自身大変勉強になりました。貴重な機会をいただきありがとうございました。

地酒創庫イチローズさん将来、弊社では梅美人酒造さんとのコラボレーションによるオリジナル商品開発にも力を入れていきたいと思います。お客様のご希望やアイデアに合わせたオリジナルのお酒を、弊社と蔵元とともに創り上げていきたいと思います。
梅美人酒造社長 上田さん : OEMの商品開発は、自社商品を立ち上げるよりもリスクが低く、商品開発期間も短く済むことが多いので、お酒づくりに関わっていただくことが比較的負担になりません。ただし、提供する商品の品質や価値を高めるためには、弊社とお客様の信頼関係を大切にし、協力して商品開発を進めていくことも重要だと思いますので、そうした面をお酒のプロフェッショナルである地酒創庫イチローズさんのサポートがあると安心です。ぜひ、地酒創庫イチローズさんにまずはご相談いただければと思います。弊社としても地酒創庫イチローズ×梅美人酒造で造る新しいお酒づくりを楽しみにしております。

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※現在はオリジナルラベルでの製造を中心にOEM対応しております。味に納得がいかない場合や提供いただいた材料の保存状態などが悪い場合、製造時期によりお断りする場合があります。詳しくは本サイト(https://jizakesohko.okayama.jp/contact)までお問い合わせください。

協力:梅美人酒造株式会社
https://umebijin.com